大宜味村(おおぎみそん)に2011年3月に竣工した大保(たいほ)ダム。
沖縄では、福地ダムに次いで2番目の容量を持つ大きさです。
下の写真は、2006年10月の定礎式の建設現場。今のダム湖の底から見上げる感じでしょうか。
この後、約2年かけてコンクリートを打設してダム本体の建設が始まり、その後さらに2年かけて湛水を行い、竣工しました。
ダム建設により生じた大量の土砂は、どこに持っていかれたかというと、塩谷湾の北側、国道58号線の外海の埋め立て事業に使われました。
埋立地が現在どうなっているか、行ってみました。
地盤がすでに安定し落ち着いたのでしょうか、村営住宅が建設されていました。
こちらは村営診療所です。以前の診療所より、大きな施設で、リハビリ施設や薬局も併設してありました。
そのほかの施設は、見たところ、公園や道路などの公共施設ができていました。
大宜味村は海に山が迫るで平地が少ない地形で、国道58号線に集落があります。
ダム建設に伴い、約40ヘクタールの広大な平地が生まれましたが、これからどんな街が形成されていくのでしょうか。