Robert B. Parkerロバート・パーカーの私立探偵Spenserスペンサーシリーズの作品です。
美術館の著名な婦人画Lady with a Finchが盗まれ、犯人は返却条件として高額な金銭を要求する。
美術館から犯人との取引を依頼されたのは絵画に詳しい大学教授で、スペンサーはその警護のため雇われた。
しかし、取引は失敗し、金銭を奪われたうえ、作品もろとも取引人さえ爆破されてしまう。
価値ある作品を爆破する必要はあったのか。取引人を爆死させた背景はあったのか。
自らのプライドもあり、pro bonoプロボノ(ボランティア)で、真相究明を始めるスペンサー。
しかし、少ない手がかり。絵画や犯人たちの残した足跡を丁寧に捜査を進める。
Spenser's crime-stopper tip #5:When you have nothing else to do,follow someone.
「スペンサーの未解決事件捜査の秘訣5:他にすることがなかったら、誰かのあとをつける。」
スペンサーの捜査ルール(いくつルールがあるか不明だが、時々出てくる)に基づき、コツコツと情報を集めていく。
そんな中、スペンサーの身に危険が迫る。オフィスで殺人者達の待ち伏せ、自宅ベッドの爆弾と、命を狙われる。
真相が、解明されることを恐れる者は、いったい誰なのか。
殺された教授がユダヤ人で、自宅には絵画のコピーがあったこと。
婦人画の所有者も戦火のthe Third Reichドイツ、アウシュビッツに収容されていたユダヤ人と関わりがあることをつかむ。ユダヤ人同士に何があったのか。
教授の妻は詩人で、夫を詠んだ歌の中にあった、two painted ladiesの意味は…
sitting on the dock of the bay/ Wyatt Earp/ Liar,liar,pants on fire/ Hot dog! / B-and-E'd / Beamer/ Gotcha