神代植物公園と深大寺に行ってきました。両方とも「ジンダイ」と呼びます。
神代植物公園
(経緯)
この辺りは戦前は神代村で、空襲による火災延焼防止に備えるため、東京市が広大なグリーンベルトの防空緑地を東京市郊外に整備した。
ここの防空緑地の名称が「神代緑地」で、戦後の農地解放(食糧難のため緑地で小作していたが、GHQが小作人に払い下げを指示)で民有地になった。
しかし、都市計画では緑地決定されていたため、東京都が再び土地を買い戻し公園を整備し、神代植物公園となった。
正門左手の植物会館です。 牧野富太郎の著作がありました。葉、茎、花、果実、種子が断面図も添えられています。 植物の特徴を精緻に観察・描画し、分類し、標本を作製する。
植物採集し、標本と比べて、種を同定し、未知のものは調査を重ね、新種を見つけたら発表していく。 この一連の作業を効率的に進め、日本中の植物の名前を明らかにしていく上で不可欠なのが植物図鑑。 牧野日本植物図鑑を、私財を投じて作った日本の植物分類学の父です。
植物研究雑誌も刊行しています。
公園内の植物は、開花の準備の真っ最中で、梅林に多くの人が集まっていました。
園芸目的で品種改良された、たくさんの梅が咲いています。 八重咲きもあるのですね。
こちらは花が多くて、桜に近い感じです。
花を求めて、大温室へ。睡蓮。
ブルグマンシア・ベルシコロルだそうな。 「エンジェル・トランペット」の方が覚えやすいですね。
ヒスイカズラ 翡翠色の植物は珍しいですね。
ベゴニア室です。 落下した花を水面に浮かべています。
ベゴニアの花って、小さいと思ってたけど、こんなに大きいものがあるとは。 「ベゴニア」の由来は、カリブ海にあるフランス領アンティル諸島のベゴン総督の名前。 ベゴン総督が植物学者プリュミエをこの地域の植物採取者としてルイ14世に推薦してくれた。 恩義を感じたのか、1700年に出版した書物の中で「ベゴニア属」として紹介した。 ヴェルサイユ宮殿に飾られて、多くの人々を驚かせたに違いない。
花だけではわからないが、茎をみると弱々しいベゴニアだね。
深大寺 400年の歴史を持つ深大寺そば。玉乃屋さん。
手打ちの十割そばです。コシがあって良いです。つまみ山菜に熱燗1本。
「門前の 蕎麦はうましと 誰もいふ この環境の みほとけありがたや」 (清水比庵)歌碑
本堂です。
山門から境外に出ました。 水路にビールケースと板を乗せて。これはやっぱり、明日の準備かな。あちこちで場所取りです。
「だるまさんが嗤った」 だるま市が明日、あさって開催で、たくさんの人出がありそうです。
鬼太郎茶屋 水木しげる氏の第二の故郷、調布市「深大寺」門前に妖怪グッズ、ゲゲゲの鬼太郎び世界。
バス通りの梅もきれいに咲いていました。