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Channel: 沖縄での一人暮らし
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オックスフォード

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コッツウォルズからロンドンに戻る途中、約60km(車で50分)、オックスフォード(Oxford)にやってきた。 街の人口の2割は、学生だが、観光客も多くにぎやかな都市だ。

名門のオックスフォード大学はどこにあるの? 

日本のような「敷地で囲まれた大学」ではなく、「街の中に点在する教会や歴史的建造物を総合したものが大学」らしい。

街の中を歩いて、オックスフォード大学を探すことに。

カーファックス塔 

1032年に建造された時計塔。かっては教会の一部だったが、今は有料の展望台。大学ではない模様。

大学ができる前は、修道院や教会が教育の場だった。

1167年、国王ヘンリー2世は、イングランドの学生がパリ大学で学ぶことを禁じた。このため、オックスフォードの修道院や教会にパリから学生が集まり、暮らすようになって大学が形成された。

ホール(寮)が設立され、ホールはカレッジ(学寮)へと発展した。カレッジは、学生だけでなく教職員やその家族も暮らす共同体機能を持った。カレッジは、多くが修道院や教会から支援を受けていた。

オックスフォード大学は、現在、独自の歴史や特色を持つ38のカレッジと、6のホールで構成される。

学生は、学部やコースと同時に、カレッジ・ホールに所属し、学部の指導教官とカレッジの指導教官から、それぞれ指導を受ける。大学入学の許可とともに、カレッジの入学許可が必要。

大学は、学生に対して講義や実験、試験などの教育を提供し、学位を授与する。

カレッジは、学生に対し少人数での指導や、宿舎、食堂、バー、図書館、スポーツ施設など福利厚生を提供する。

ここを左折して、東に延びるハイ・ストリート沿いに、カレッジや関連施設があるらしい。

リンカーン・カレッジ

1427年に設立された古いカレッジで図書館もある。冷戦時代のスパイ小説作家のジョン・ル・カレが卒業。

  セント・メアリー教会   オックスフォード大学の主要な教会で、千年近くの歴史がある。  当初、式典、集会、試験がここで行われたが、各カレッジが独立すると、役割は弱まり、存在は象徴的になった。

ラドクリフ・カメラ

医師のジョン・ラドクリフが、死の2年前に大学図書館建設を企画し、その遺産で1749年に建造。

カメラは、ラテン語で”円天井の部屋”の意味で、写真機のカメラも同じ語源。

オール・ソウルズ・カレッジ

カレッジで唯一、学生を受け入れず、大学の研究施設となっている。

ここから、南へ狭い道を進む。

マートン・カレッジ

 1264年設立のカレッジ。血液循環説を唱えたウイリアム・ハーベーなど著名人を輩出し、今上天皇も留学。


マートン・ストリート

 大学前を東西に延び、沿道に学生たちの寄宿舎がある。

  さらに南へ、グローブ・ウオークを進むと、東側にマートンカレッジと、広いフィールドがある。この先は、クライストチャーチだ。

クライスト・チャーチ(Christ Church)

キリスト教の修道院・教会の意味で、大聖堂を持つ最も裕福なカレッジ。1546年にヘンリー8世が設立。

多くの政治家や学者を輩出し、13人のイギリス首相やルイス・キャロルなどの文化人がここで学んだ。


ブロード・ウオークを西に進み、カレッジの前を通過する。

入り口にある、戦争記念庭園(War Memorial Garden)。  第一次世界大戦で心身が傷ついた兵士たちを癒した。

アリスズ・ショップ (入り口の反対側にある) 「不思議の国のアリス」の作者ルイス・キャロルは、クライスト・チャーチを卒業後、同校で数学を教えていた。 続編の「鏡の国のアリス」に、多くの品物が並ぶ食料品やお菓子の店で、アリスと経営者の老いた羊とが挿絵に描かれていた。   その光景を残そうと、この店が存続され、今ではアリスグッズの専門店になっている。
トム・タワー チャーチカレッジの正面玄関にある鐘楼。毎日21:05に、外出している学生たちに、寮に戻る時刻を知らせる。元の101人の大学職員を記念して101回連続してベルが鳴り、人々を驚かすそうだ。
オックスフォード市役所

「川を渡る牛」が旗に描かれている。オックス=牛、フォード=渡し場。この土地が、牛の渡し場だったことに由来する。

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