コッツウオルズに行ってみたいと思ったのは、今から18年前、ユウさんのブログ「風を紡いで」の2005年コッツウオルズ母娘旅を読んだ時からである。
ー仕事でロンドンに2回行った時に実感した英国と全く異なり、ブログにはイングランドの美しい村、歴史文化、自然風景があった。
移動は鉄道・バス、宿泊はB&B。初めて訪れる異国の地を、母娘が多少の失敗をしつつもそれを補う現地の人とのふれあい、濃厚な思い出深い旅が描かれ、ビジネスや観光で訪れる英国旅行では体験しがたい内容だった。同じ体験は無理にしても、写真で見た美しいイギリスの村に自分も身を置きたいと思ったー
バイブリーから車で北へ約40分、約25キロ離れたところに、ボートン・オン・ザ・ウォーターがある。
名前の由来は、村の中心を流れるウィンドラッシュ川に沿って建てられた家々や橋が、まるで水上に浮かぶように見え、コッツウォルズのヴェネチアとも呼ばれたことによる。村では古代ローマの陶器や通貨が発掘され、ローマ帝国の支配を受けていた証拠となっている。
美しい町並み、自然風景、様々な観光施設、お店、宿泊施設があり、人気観光地となった。
今日は8月28日、イングランドでは8月最後の月曜日はバンクホリデー(公休日)で、多くの人が訪れていた。
この橋の上から見る景色がヴェネチアなのだが、大変な人だかり。何があったのか。
川の中で、おじさんたちがゴールネットにめがけて、なんかやってる。大勢の観客で盛り上がる。
ロイター通信によると、100年前から、毎年8月の公休日に行われるリバーフットボール大会。
5人制で30分。水しぶきを上げ、地元の大人たちが楽しみにするお祭りに遭遇できた。
こちらは立派な教会。羊毛産業で繫栄し、教会も豪華で「ウール・チャーチ」と言われるようだ。
川から離れると、人通りが絶え、静かな街並みが広がる。
石造りの家屋を補修・保存しながら、コテージやホテル、ショップにも活用されてる。
屋根が石材なので、テレビのアンテナが、家や煙突の壁に取り付けられている。
塀の石積みを低くし、花を植えている。
駐車禁止の標識も、周囲の景観に溶け込んでいる。
お店の入り口。ポーチライトとドアノッカー。
景観を損なう電柱や電信柱はなく、ケーブルは地下に埋設されてる。
果樹園。表紙の写真は、イングリッシュガーデンの素敵な家。
さらに北に約6キロ、ストウ・オン・ザ・ウォルドにバスで移動。
ここのカフェでは、伝統的なアフタヌーンティをいただいた。
下から、サンドイッチ、スコーンとクロテッドクリーム、 ケーキ。
コッツウオルズの歴史、文化、街並み、お祭り、イングランドの休日、食事を楽しめた。
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