男性陣の飲み会の席で、突然問われた。
「膝が痛い!」と妻が言った時、あなたはどうするか?
どの家庭でも、日常的にありそうな会話だ。
しかし、回答の違いで家庭環境の一部がわかる。
A「大変だ。悪化しないうちに、直ぐに病院に行きなさい」 8割方はこの回答だ。
B「痛がる膝に手を置き、どこがどれくらい痛むのか聞く」2割の人が回答した。
C「治るからスクワットを3回しなさいという」こーゆう回答もあった。どんな家庭なのだろう。
質問した人は、Aの回答者で、自分と同じ考えが多くいることを確かめているようだ。医者でもないのに、Bの回答はおかしいと否定する。
しかし、奥様から突然「この本を読んで」と表題の本を渡された。
長年連れ添った妻から「妻の取り扱い説明書を読め」と言われた夫の心中を察するにも、心が痛いものがある。
Aの回答のどこがいけないのだろうか。
正論なのに、なぜ妻が満足するものと言えないのか。
その答えは、この本に実に分かりやすく書いてある。
「あなたはBだから必要ないかもしれないが、例の本はこれだよ」と渡され、そのまま直立不動で一気に読み終えた。
今まで不思議だった「妻のあるある」の理由が納得できました。親切に対処方法まで書いてあるスグレモノ。
長年解けなかった推理小説の謎が、解けたような爽快感がある。近年にない面白さでした。