西海岸を走っていると、見慣れない看板がありました。
嘉陽層の褶曲(国指定天然記念物)とあります。
矢印につられて、行ってみました。
最寄りの集落は、天仁屋。バス停がありました。
バス運行は、平日は名護(高校)方面へは、朝1便のみ。反対の東村方面へは、夕方に2便です。
土日は、夕方にそれぞれ1便ずつです。
河口部の東海岸に出ました。
2012年に国の天然記念物に指定されたとあります。
嘉陽(かよう)というのは、近くの地名です。
海岸浸食作用により、特徴ある地層がきれいに見ることができるこの場所が、指定されたようです。
現在地から、さらに進むと、もっとすごいところがあるそうです。
岬の先端の写真です。
地層が海に向かって、すごいことになってます。
芸術作品のように、褶曲して、悶えています。
行きたいのですが、目の前のちょっとした川を渡ると、靴が濡れそうだし、海岸沿いに安全な道がありそうもないと感じて、あきらめました。
(実際には道があるのかもしれませんが、天然記念物という事柄の性格上、道などないような気がしたのです。)
「嘉陽層の地層には,地質学の基本的な現象である褶曲が見事に発達するほか,砂岩層が堆積した際の様々な構造,深海底の環境を示す生痕(せいこん)化石,さらには,プレートの沈み込みにより付加された地層が示す様々な現象が良好に保存されており貴重である。 」(名護市HP)
天然記念物の文化審議会答申(P3)
プレートの沈み込みによって、地震が起きますが、沈み込みの際にはぎ取られた堆積物などが付加体といわれ、たくさんあるそうです。
もぐりこんで、上下逆転する地層が見えるのも特徴だとか。
地層が入り混じってます。
褶曲してそうな感じがあります。
天仁屋バン岬の先端の露頭に行ってみたいと思いました。