見覚えのあるメールが届いた。
高速道路でETCカードを利用した日時、区間、料金などの明細を発行する「ETC利用照会サービス」。
車社会の沖縄では、立て替えた出張旅費の請求に必要なサービスで、よく利用していた。
サービスの未利用期間が450日を超えると自動解約するので、それを防ぐためサイトに誘導するメールだ。
450日前にも同じようなメールが来て、当該サイトにアクセスした記憶がある。
詳しくは覚えていないが、同じメールだろうか。
差出人はOCN。NTTドコモが運営するプロバイダが提供するメールだ。
NTTドコモが、ETC利用明細発行サービスを代行しているのかな、と思った。
手続しようと、URLをクリックしてみた。
ウイルスチェックのマカフィーが「不審」サイトとやんわり警告してきた。
そうはいっても、前にも更新したし、と思って「閲覧する」を押すと、今度はもっと強烈だった。
今度は、マイクロソフト社の警告だ。
個人情報や金融情報を盗み取るフィッシングの脅威があるとマイクロソフト社に報告されたサイトだと。
「戻るボタン」しかない、強い姿勢だ。
ETC利用照会サービスのHPを見ると、多種多様なフィッシング詐欺の警告であふれていた。
同じ内容のメールも紹介されていた。
メールのタイトルや内容ではなく、差出人アドレスが正規かどうかを確認、ということだった。
差出人アドレスが異なるから、詐欺だという。
NTTドコモが運営するプロバイダのドメインでも、詐欺メールなのだった。
おかげさまで今回は防ぐことができたが、450日前に同じような手続をしたのは事実。
果たして、正規なサイトだったのか、詐欺サイトだったのか、心配だ。
クレジットカード情報を入れたかどうかなど、覚えていない。
とほほ…。