ぎょうざ日本一が、浜松か宇都宮か、話題になっています。
いったい、ぎょうざの何を競っているのか、出典の総務省の家計調査を調べてみました。
全国の県庁所在都市と政令指定都市を対象に、サンプル的に世帯(2人以上)を抽出。
品目別に、年間の支出金額を調査しています。結構大掛かりな調査です。
上の図は、3月14日に総務省HPに公表された過去3年間(2011〜13)の平均値の表から、上位10都市をグラフ化しました。
浜松と宇都宮が、他の都市を大きく引き離しています。
年間4500円って意外と少ない気がしますが、調査票を見ると、店で購入した餃子(調理食品)の購入額が対象。
冷凍製品は別集計なので含まれない。また、家庭の手作りぎょうざ(餃子の皮)、餃子店(外食)も含まれていない。
宇都宮は、餃子専門店が多いけど、外食は統計に入っていない。テイクアウトすれば入るんだね。
ぎょうざに関して言えば、競っているけど、そもそも、実態をどこまで反映しているのか、ビミョー。
その点、家庭で作れない製品や農水産物は、信頼度が高いね。
以下のグラフは、総務省のHPからコピペ。地域差があって、面白い。
かまぼこは、仙台が倍近く。笹かまぼこが、食卓やお弁当に並んでいるのかな。
梅干しは、紀州の和歌山。塩分とりすぎないようにね。
カステラは、3倍以上の大差で、長崎。お客さんのおもてなし用に購入かな。
こんにゃくは、山形市。年間4000円も。芋煮会かな。
緑茶は、静岡。年間1万円以上も、お茶好き。浜松は2位。
喫茶代が12000円と多いのは、名古屋市。喫茶店が多く、モーニングサービスがお得だからね。
かき(貝)は、ダントツで広島。
かつおは、ダントツで高知。金額も多いね。
かつお節になると、沖縄。出汁に使うんだね。
しゅうまいは、横浜。駅構内で売ってると、つい買っちゃうね。
うなぎのかば焼きは、浜松。意外と僅差なのは、外食するからかな。
そば、うどん(外食)は、高松。14000円も外食してる。
干ししいたけは、大分。
など、地域特性を反映していて、納得感のある家計調査でした。