Robert B. Parkerのスペンサーシリーズ第33話です。
米国の高校で、生徒による銃乱射事件が起き、複数の生徒と教師が死んだ。
犯行を自白した二人の生徒のうち、一人は目立たない成績の良い生徒だった。
二人とも犯行を自白しており、その親でさえ、事件は解決済みと思っていた。
しかし、「孫が事件を起こすわけはない」と信じる祖母の依頼を受け、私立探偵スペンサーが事件の背景や犯行の動機を丁寧に探っていく。
そして、とうとう、思いもよらない事実を見つけた…。
面白かったと思います。愛犬のパールの存在が物語を和ませてくれます。
実際に起こった事件をヒントにしたのだと思いますが、その事件の犯行の動機は何だったのでしょうか。
物語では、犯行の動機を探る過程で、新たな死者が出てしまうところに銃社会を感じます。
結末は意外性があって、楽しめました。