Robert B. Parker ロバート・パーカーの私立探偵Spenserスペンサーシリーズの作品です。
少年による麻薬、銃所持、犯罪、低年齢出産、貧困な黒人社会。通りを歩いていた14才の少女が、近づいてきた車から突然、銃で撃たれ、非情にも生後3か月の娘とともに殺された。
事件には、低所得者用住宅Double Deuceダブルデュースを支配している少年ギャングが関係しているらしい。
警察の捜査では進まない犯人探しと少年ギャング一掃を、団地住民から仕事として依頼されたのは相棒である黒人のHawkホークで、白人のスペンサーは手助けをする立場。
少年ギャングから見れば、憧れの存在でもあるホーク。仕事を引き受けたホークに果敢に挑んでくる少年達に、ホークがどのように対峙するかが見せ場になっています。そして、犯人をどうやって警察に突き出すか、スペンサーが一計を案じます。
今回の作品はスラングが多く不明個所も多かった。菊池光さんの名訳を是非読んでみたいと思った。