九分(チウフェン)の次は十分(シーフェン)へ移動。
こちらは山の中。辺りは真っ暗。 熱気球のように、ランタンを空に放つ。 ガイドさんによると、山に住む山民族が襲ってきた際、婦女子を森に避難させた。山民族が去り安全になったことを知らせるため空にランタンを上げた。 それが変化して、願いごとをランタンに書いて空に飛ばす行事になった。今では観光客が楽しむイベントになっている。 燃料がなくなり落下したランタンが山に散在するが、今では地元の人が回収すると地域の数少ない収入になると。 線路脇にお店が1軒。なんだか寂しい雰囲気。 赤いのがランタン。4面に墨汁と筆で願いごとを書く。 家族の健康とか幸せとか、人それぞれ。 1時間に1本のローカル列車だから、まさか来ないと思っていたが、急に来た。 警笛も踏切もない。お店の人が、慌てて線路側で書いていた人を引き戻す。ランタンを2人で持ち、練習。 この後、お店の人が点灯してくれる。多少熱いけど我慢して合図で放す。
上がって行きます。 想像以上にランタンは大きく、火力も強いので、勢いよく上昇して行く。
人々の願いごとを乗せて、どんどん高く飛んで行く。
お店の人が、お客さんのスマホに、4面の写真と上がって行く様子をビデオで撮影してくれる。 日本語で「回して」と。これらもバスの中で、ガイドさんが事前説明してくれた通り。 いい記念になった。 コロナ前は、たくさんのランタンが一斉に上がったそうで、復活する日も近いかな。