全国約3600万人の高齢者へのコロナワクチンの接種が2021年4月12日からスタートしています。
全国一斉に始まった取組みですが、地域差が数字に表れているようです。
どこの都道府県が接種率が高いのか、低いのはどこか、分かる範囲で少し調べてみました。
データは、首相官邸のHP2021年5月13日時点、高齢者数は総務省統計局2019年10月1日時点です。
全国平均の接種率(接種した回数/高齢者数)は1%ですが、
和歌山県が4%と全国1位、鳥取2位、山形3位、石川4位、香川5位と続きます(上の図)
進んでいないのは、京都47位、千葉46位、埼玉45位、神奈川44位、岡山43位。
接種率が全国平均1%を下回り、全国平均の半分(0.5%)以下は赤字で強調しています。
都道府県名 接種回数 高齢者数 接種率 順位
これには、都道府県ごとに様々な事情があるのでしょうけど、
対象となる高齢者の数が多いことも、理由の一つですね。
高齢者の多い順で並び替えをしてみると、
赤字ではない都府県は、少し頑張っているのが見えてきます。
逆に、高齢者数の少ないところは、接種率が高いです。
少ない10県のうち、7県が接種率ベスト10入りです。
沖縄は1.2%と全国平均は上回っていますが、頑張って欲しい。
富山はどげんしたと。
高齢者が少ないのに接種率が低い。体制が整っていないのかな。
では、体制を整えたことが分かる接種回数順で並び替えると、
東京が1位、大阪が2位、愛知が3位、山形が4位、和歌山が5位
山形、和歌山、石川の行政の頑張りが見えてきます。
逆に、神奈川や兵庫は、課題を乗り越えて頑張りたいですね。
接種回数が少ない府県も分かってしまいます。
富山は1471回。どうしました?
京都、岡山は医療機関、受付、問診、接種、受付システムなどできる限り取り組んでほしいものです。
もちろん、最前線で頑張っている方々のご努力には敬意を表しております。
課題を見つけて、総力を挙げて取り組んで県民の安全確保をお願いしたいです。