みそ汁(4)食堂おおかね

名護のひんぷんガジュマルの近くにある「食堂おおかね」に行ってきました。
大兼(おおかね)ハルさんは、今年米寿を迎える。みそ汁の「おばあの味」が楽しみです。
お店はこじんまりしたたたずまい。30年経っています。店内には、20年前のポスター。
お花のポスターが好きなのかな。椅子席と座敷があります。
厨房は、年配の女性2人。

メニューは、ポークたまご、三枚肉そば、とうふみそいため、みそ汁、ソーキそば。どれも美味しそうだけど、まずは「みそ汁600円」を注文しました。
出てきました。大きな丼にみそ汁。ご飯は普通のお茶碗に大盛り。梅干し二つ。

スープ美味しいです。豚骨やカツオ出汁をベースに、味噌を加えて構成されており、内地の味噌を溶いただけのみそ汁とは異なります。飲み干しました。
具材野菜はレタスがたっぷり入っています。大根もあるかな。三枚肉も細切れがたくさんで、美味しい。豆腐もアツアツ。たっぷりの具材の食感が楽しめて、スープが美味しい。ご飯が進みます。
レタスは長野など冷涼地のものだと思っていましたが、沖縄ではみそ汁や沖縄そばにレタスがあるから不思議です。
植物に詳しい同僚が、島野菜にレタスの仲間があり、沖縄では昔からレタス栽培されていると、教えてくれました。いつもの同僚は、動物なら詳しいけどね。
女将さんに聞きたいことはいっぱいあるけど、２つに厳選して質問しました。「①調理師免許取得が50代ですけど、それまでどんな仕事されたのですか？」「託児所とか、ですよ。」
「②みそは、赤味噌ですか？」「いろんな味噌を入れています。」
沖縄戦は13歳の頃。学校、友達、家族について、戦前、戦中、戦後、大変なことやご苦労がたくさんあったのだろうけど、初対面では聴きにくいよね。

「転んだら骨折してしまうので、気をつけてください。」と申し上げたところ、「ありがとう。骨が弱っているからね。」と答えてくれました。
ひんぷんガジュマルも、たくさんの支柱に支えられています。人と同じですね。