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Channel: 沖縄での一人暮らし
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伊江島へ

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久しぶりのいい天気。1ヶ月以上新型コロナ陽性患者が出ていない県民は、離島への渡航自粛が解除された。
洗濯物干して、時計見たら10時。11時のフェリー大丈夫かな。ひたすら自転車のペダルを漕ぐこと45分、本部港に着いた。
伊江島14回目なのに、いつも慌ただしい。何でかな。海が青い。空も青い。日焼け止め塗った。紐付き帽子もかぶった。リュックに炭酸水1リットル、タオルも空気入れも、充電器も、マスクも2枚ある。
伊江港です。この角度、塔頭の角度に合わせたよね。
塔頭(たっちゅう)と呼ばれる城(グスク)山を、自転車で目指します。
75年前の沖縄戦の跡。陸軍飛行場があり、攻防拠点となった。住民と日本兵の死者は約4700人。今の伊江村の人口は4100人。
だんだん坂がキツくなってきます。道端に、花が綺麗に植えられています。
畑仕事の方が、木蔭で休んでいました。
「道端の花が綺麗ですね」と声をかけたら、「2人は先に行ったよ」とすれ違いの返事。
察するに、2人連れの自転車の後から、遅れた自転車1台やって来た。教えてあげよう、かな。「私は1人ですよ。道端の花が綺麗ですね。」と、もう一度声をかけた。「植えたんよ。」と嬉しそう。
「ゆり祭り、今年は残念でしたね。去年土産に買った球根が、東京で今年も咲きましたよ。」「東京から来たんか?」「いや名護ですけど、東京に家があります」誤解されてはいけない。

「私の娘も東京にいるよ。」「ご活躍されているんですね」「美人だからね」「それは聞いてないですよー。でもその通りだと思いますよ。」大笑いしてくれた。
「写真撮っていいですか?大丈夫です。暗くて写らないから」また笑ってくれた。
「この実は、バナナですか?」「そうだよ。2ヶ月すると食べられるよ」「カラスとかに食べられませんか?」「大丈夫だよ。1ヶ月したらあげるから、またおいで」嬉しい言葉だった。「ありがとうございます。気持ちだけ嬉しいです。お元気で。」
楽しい伊江島サイクリングになった。そして、塔頭を目指すのであった。
表紙の写真は、伊江島のシンボルで構成されています。答えはいずれ。

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