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Channel: 沖縄での一人暮らし
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山頂から咲く もとぶ八重岳桜まつり

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寒緋桜カンヒザクラ 又は緋寒桜ヒカンザクラである。
沖縄に自生するサクラである。
本土の品種のソメイヨシノは、沖縄では育たないのである。

まだ三分咲き程度である。
頂上 五分咲き
中腹 三分咲き
ふもと 二分咲き

頂上の方が寒いのに、寒い方から咲き始めるのが特徴である。
ふもとの入り口で咲いていないからと、通り過ぎてしまう内地の観光客の気持ちはよく分かる。

まだ、咲いてないねと判断するのが内地の感覚。サクラは麓から順に山頂を目指して咲いていく、と信じ込んでいる。沖縄理解が足りない、と言えよう。

休眠打破 なのだ。
桜は、夏に翌春咲く花芽を形成する。その後休眠した花芽が、冬季に、一定期間低温にさらされ、寒さが累積することで、休眠から覚めることができる。

沖縄は冬でも海水温度は20度以上あるので、強い北風が吹いたり雨が続くと最低温度が15度くらいに下がる。
寒い山頂の方が、先に低温の累積条件を突破して、サクラが咲き始めるのである。低温がカギ。

内地は、平地でも低温の累積条件は十分満たしているので、気温が上昇すると咲き始める。12月の小春日和で狂い咲きも起こる。高温がカギ。


イタジイの原生林も見事である。スダジイの方言である。是非とも、見て頂きたいものだ。

駐車場から 良く見える。

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