沖縄県立美術館で 水木しげる展を見て来ました。
子供の頃から水彩画や風景画など絵画が上手だった。
太平洋戦争で出兵したニューギニア島のラバウルで現地の人と仲良くなり、戦後も交流を重ねた。その島で米軍の空襲を受けて、大切な左腕を失った。
戦後は、残った右手で才能を生かして、紙芝居から漫画描きになったが、売れない時代が続いた。
連ドラのゲゲゲの女房をご覧になった人はこれ以降は詳しいですね。
墓場鬼太郎、悪魔くんを描き、テレビくんで少年漫画にデビュー。これが漫画賞を受賞したこともあり、一気に人気作家になった。
極貧時代の水木しげるさんの作業場が復元されていた。腐って商品にならないバナナを安く貰って、夫婦で食べた。腐りかけの味は抜群だね。
本棚には、柳田国男全集があった。
柳田国男が遠野物語を発表したのは1910年。
日本民俗学の出発点と評価されたこの本には、水木しげるの妖怪のヒントも多い。
100年後に、水木しげるが遠野物語をコミック化した。わかりやすく面白く、柳田国男の遠野物語を読んで見たいと思った。
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遠野物語と水木しげる
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