帰宅が22時過ぎて、スーパーの弁当もなく、夕食はコンビニで調達だった。
隣のレジに、ジャージ姿の中田選手らしき人がいた。揚げ物か何かを注文して待っている。
店員に「ファイターズの中田選手だよね。」と小声で確かめると、
うなづいて「従業員なので、話しかけられないんです。」という。
しっかりしたアルバイトだね。
近くのホテルにファイターズが宿泊しているが、同じコンビニ圏なのだった。
侍ジャパンの4番が、夜遅く、しかも雨の中、若手のために買い出しに来て、レジで支払っている。
偉いよね〜。
そういえば、先週の金曜日に球場近くの居酒屋21で呑んでいたら、カウンター席の隣の年配のカップルが北海道から来たファイターズのファンだった。
男性は優しそうなサラリーマンながら、休日には猟師となる方で、ヒグマを仕留めた写真をアイパッドで見せてくれた。
北海道の人は、趣味がワイルドでスケールが大きい。
沖縄の知られていない歴史とか伊江島や大宜味村、国頭村の見どころをお話ししたら、泡盛のボトルを頂戴した。懐も大きい。
女性が、中田選手の大ファンだった。
「中田選手はヤンチャですよね。」と探りを入れると、印象的な出来事があったという。
練習を終え、選手が引き上げるとき、出待ちのファンが長い列を作り、サインや握手を求めて待っている。
子供達や女性ファン、写真を撮る方もいて、長時間かかるし体も冷えるので、できるだけ頑張るけど、途中で切り上げてしまうのが普通だ。
だけど、中田選手はたった一人残って、サインを求める人がいなくなるまでサインをし続けていた。最後のサインが終わった時に、嬉しかったのかバンザイをしていた。
その姿を見て以来、中田選手のファンになったという。
分かる気がする。