おかげさまで、無事に手術終了です。
古い病院ですけど、医者と看護は定評があります。
3年前に仕事中に 眼球が出血して、網膜裂孔を塞ぐレーザー手術してもらった病院。
通院して完治したあとに、 沖縄勤務となり、今年の夏にちょっと飛蚊症が増えたような気がした時に、 受診すれば良かった。
同様の網膜裂孔が3箇所も増えていて、月曜日に 突然、裂孔部が連なって網膜剥離して、 右下部分が見えなくなった。
緊急手術と安静が求められたが、住んでいる沖縄北部では手術できないと言われた。
それなら 移動で揺れて剥離が拡大するリスクもあるけど、以前の病院に行こうと思い立ち、高速を走って、最終便に間に合って、深夜帰宅した。
移動が原因か、見えない範囲が拡大してたけど、 緊急手術必要と書いてくれた紹介状のおかげで、 朝受診し、昼に入院、 午後に手術方法の説明を受けて、同意し、翌日朝一番で手術して頂いた。
手術室に入ると 、いつも聴いているショパンの夜想曲が流れていた。 心が落ち着くね。
局所麻酔なので、手術の中身はよく覚えています。
しかも、目の手術は、その目に はっきりと、手術の様子が見えてしまうのです。 目を閉じることもできない。
これは、衝撃です。
それに 麻酔してても、メスとかで切られると、目が痛い。我慢できない痛さでは無いけど。
事前に説明を受けており、次は何をするかも、わかるのです。
次々と措置が続く左眼。
自分のためだから、我慢しなければ。
なんでこんな目にあうのか、何度も自分の至らない点を詫びたことか。
もう許して、と反省したことか。
これは病気の治療であって、罪に対する罰ではけっしてないけど、そう考えないと理解できないのです。
ショパンの夜想曲のサビ の盛り上がりと措置が折り重なって、ドラマを仕立てるのかな。
今まで、この手術を何人もの方が受けたおかげで、器具や薬や方法も改善されて来たんだ。これは昔の人に比べたら、痛く無いはず。
網膜手術は年間100 件以上あり、熟練した2人がかりで手際よく次々、進められている。
部長と医長のやりとりや、2人が1、2、3 と息を合わせてなんかしているのも、いいコンビなんだなぁ。
全身麻酔は、 患者が意識を失っている間に全て終わっているので、安易に望む気持ちも理解できる。 でも、麻酔リスクはもちろん事前検査やカテーテルとかで入院期間が延長し、ベッド不足や医療費の個人、社会負担が増大する。
部分麻酔は、患者さえ我慢すれば、ちょっとした苦痛や、手術現場の臨場感あふれる自分のドラマを経験できる。
得難い経験をできるなら、 それもいいことではないか。
最後の方は、知らないうちに、お産みたいにシーツ掴んでたけど、お産の方が痛いだろうに、 男性は我慢しなければ。
終わったあとに、 全身麻酔のことを聞いたら、小さい子供と認知症で動いてしまう人以外は、部分麻酔だという。
みんな、我慢しているんだ。
ひたすら、感謝です。