冬の沖縄観光として、ホエール・ウオッチングが人気です。
座間味が有名ですが、美ら海水族館近くの本部町の渡久地(とぐち)港からも船が出ています。
天気は曇り、やや小雨ですが、風がほとんどなくて波がなく、おかげで船が揺れなくてよかった。
一応、乗り物酔い止めをコンビニで買って服用しましたが。
伊江島です。
フェリーや高速船に比べ、小型の船なので、ゆっくり時間をかけて進みます。
小一時間進んだとき、遠くで、海面から突然、水しぶきが上がりました。
直ぐ、そのあと、尾びれが出ました。ザトウクジラです。
船は、一気に加速して近づいていきますが、クジラは潜ったまま…。
エンジンを止めて、みんなはあたりを見渡してじっと待ちます。持久戦です。
突然、船の左舷に大きな音とともに、現れました。
望遠を使わずにスマホでそのまま撮影。
明らかに、船に興味を示して、現れました。
こちらの様子を観察して、害はないと判断したのでしょうか。
最後は、別れのあいさつの様に、尾びれを見せてくれました。
満足です。ブリーチが見れたら最高でしたが、それはまたの機会に。
ザトウクジラは、尾びれの模様が個体ごとに異なっていて、個体識別に使われるようです。
座間味のサイト(ハートランド)でも、クジラの個体識別が、紹介されています。
メキシコのサイトでも、クジラの行動パターンが、紹介されています。
環太平洋で行われているホエール・ウオッチングが、観光をきっかけにクジラの生息範囲や行動の手掛かりとなって、クジラの調査研究や保全活動に役立つといいですね。