ロバート・パーカーRobert B. Parkerの私立探偵スペンサーSpenserシリーズの第1作です。
1973年ということは、40年前の作品。
第1作とあって、主人公の考え方や仕事ぶり、登場人物を丁寧に描いています。
14世紀の貴重なゴッドウルフの写本 Godwulf Manuscriptが大学から盗まれ、私立探偵のスペンサーに捜査依頼が舞い込んだ。
事件に関係がありそうな女学生を取材し始めた後、殺人事件が発生し、女学生のテリーTerry Orchard が疑われることに。
女学生の親からも、疑いを晴らすための捜査の依頼を受け、同時に二つの捜査をすることに。
元警官の直感で、女学生は罠にかけられ、二つの事件には関係があると信じるスペンサー。
事件の背後には、大学内でヘロインを取引するギャングと大学関係者の存在が。
圧力がかかり命令に従う警察が動けない中、命の危険も顧みずに単独でギャングに立ち向かい、事件の真相に迫ろうとする姿が、組織に従順なクワーク警部補を惹きつけていく…。
スペンサー:Spenser( cではなくs。英国の詩人と同じ)。37歳。優秀な警官pretty good copだったが、上司の命令不服従insubordinationで解雇された。本人は" It's one of my best things." ヘビー級ランカーとボクシングで戦ったことがある。ベンチプレスで250ポンドを10回。バーボンbourbonを愛用。タフで、へらず口が大好き。
マーティン・クワーク:Martin Quirk ボストン警察の警部補Lieutenant Boston Police Department
フランク・ベルソン:Frank Belson 同巡査部長 Sergent Boston Police Department (スペンサーと旧知)